昨年は過労死やブラック労働が問題視され、志事の生産性がよく問われました。


企業は残業を減らそうと、ZOZOTOWNのように抜本的にスピード感をもって改革できる企業と、精神論になってしまい実際の改革はなかなか出来ていない企業とあると思います。


働き方を改革するのですから、必要なことは以下の3つです。

①トップの意識の改革

まずはここからです。
トップが腐れば組織が腐ります。
トップが変われば組織が変わります。
ですから何よりも先にトップの意識を変えなければなりません。
シンプルにビジネスを見つめ直し、これまで当たり前とされてきた概念を捨てなければ改革はできません。

②やることを無くす

徹底的にやることを無くすんです。
無駄な判子を何ヵ所も押す書面や作業は要りません。
若しくは簡略化し外部に託します。

③志事をIT化

ラインやスラック等をフル活用し、電話やメールは無くす。
ここをやれるかどうかは結構組織によって差が出ます。



具体例を書いておきます。
働き方改革として三菱地所では前年比で残業120時間を削減しました。取り組みとして行ったことは、

ビジネスコンシェルジュの導入。

このように雑務の何でも屋を導入するのも一案ですね。

手土産の購入。
会議のプロジェクターセッティング。
パワポ資料作り。

確かに任せてしまった方がいいものばかりですよね。


昼休みに一時間かけて手土産を買いに行くのはナンセンスです。
パワポ資料も上手な人は圧倒的に上手なので任せてしまった方がいいです。
そのパワポ資料を使う会議会場のセッティングも無駄です。


このように、組織のビジネスに合わせた改革が必要です。


それは精神論ではなく、抜本的に『やることを無くす』方に持っていくしかないのです。


最後に、私は働き方改革と言うと漠然とするので、
『時間単価を上げる』
ことを意識しています。
何時間働いて、いくらの売上高で、どのくらいの営業利益率かをハッキリとさせておくのです。
このように数字としてハッキリと時間単価を割り出しておくと、あとは何をカットしてなんの時間が無駄か、次に何をカットするかは明確になります。